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日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

顎関節症の歯科医師探しヒント

紹介は できませんが 下記を 参考にしてみてください.
数件歯科医院や 歯科大学 に行けば
スプリントだけでも  その医師の技術がわかります.
保険診療がどうかではなく
大学や医院ではなく 担当した医師が,
スプリントを鍛錬し訓練されている歯科医師かどうかですね

時に 患者さんにより いろいろと 工夫も必要です

かみ合わせのリハビリの 歯科医師探しのヒント

下記のような内容の 電話もしくはFAXで 受付に告げてから 診察を申し込むのはどうでしょうか
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私は 顎関節症・かみ合わせ不安定症でスプリント治療(かみ合わせ補整装置での治療)を受けたいです。

1. できるだけ厚さの薄いスプリントを製作して頂けませんか
   下アゴでも 上のアゴでも 長く入れてられそうな薄さの装置

2 . スプリントが、左右前後が均等か 何度も調整していただけませんか

  スプリントを長く入れていると,自覚症状が変化するかメモする.
   アゴ,首の肩の不快感,腰痛.頭痛,めまい,動悸など
 アゴの関節雑音は,関節円板が変形しているので,すぐには変化しにくい.
   <ここまでが第一段階の検査と治療>

3. スプリントを外すと,不安定な感じがあるので,自分の歯がどう噛んでいるか.(自己診断する.)
 噛み合わせの検査していただきたい。<第二 段階の検査と治療>

4. スプリントなしでも,しっかりと 歯と歯が接触するように,足したり削ったりする治療をしていたたけますか 
<第二もしくは第三 段階の検査と治療>

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薄いスプリント下
下のスプリント
スプリント
上のスプリントです

かみ合わせは 下か上の厚さの薄いスプリントで 
パパパ診断 (極小タッピング) つまりEMGバイオフィ-ドバックタッピングでの検査をします.
タッピングとは,上下の歯を速く接触させることです. <小さく速く弱く咬む方法です>  特殊な 靴で音を立てて「 タップを踏む 」という芸がありますね.
咬合紙ので 光透過法で カーボンの抜けた,白い状態の接触状態の跡を検査します.

できるだけ薄いカーボン紙 8-10ミクロンを 左右同時に入れて
光の抜けぐあいを 検査する.
毎回 使い捨てにする. 使っても 2回 程度.


 タッピングにて接触点が多数出てきたら 咬む位置が安定してきます.
それが どのくらいで 変化するか 変化しないか 経過を診ます.
意外に はやく 5分しないうちに アゴの体操をしたら 変化して 調整が必要かどうか.時間をおいても変化しないか.
この点を リハビリとして考えると 大変重要視しています.
タッピングの安定性といわれてます.
すぐに大きく変化する方は 難しい方です 時間をおいて安定度を診ます.
患者さんの反応を見ていきます
咬合紙 前
タッピングは 接触点が少なく 不安定な状態です

咬合紙2
かみ合わせを修正しました.
タッピング時に 接触点が出てきて 少し安定してきました.
しかし まだ振れています.ズレが見えます.
アゴの体操をしたら どうなるでしょうか
時間をおいても安定しているでしょうか
 多くは 不安定性が増します.何度も調整します.
チューブで カムカム体操をしたら 安定しているでしょうか
時間をおいて経過を診ていきます
必要ならば 調整していきます.

安定するまで 何回も 何度もスプリントを調整して
安定しても 数ヶ月待ってから
かみ合わせの歯形の検査 咬合模型のチェックバイト検査
をすると ズレ具合が よりはっきり 分かります.
関節や筋肉がニュートラルとしてより欲しがっている安定性の位置(筋肉位)と
歯で作られている位置(咬頭嵌合位)のズレを検査します.
歯の模型の検査でも 接触点が少なく 捻れるズレが大きいと
かみ合わせが不安定であり  
悪化する可能生が高いと思われます.
 この検査後に 第二段階のダイレクト・スプリントをしていく方が安心なのです.

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スプリントは、アゴの体操をしながら 調整していくものです。
 アゴが動きやすく、動きの癖が減ると スプリントと歯の接触状態は 変わります。だからスプリント調整が必要です。
スプリントの接触が より安定したら スプリントをはずしたら自分の歯がどう接触しているか検査し、咬合調整かダイレクト・スプリントか 併用か治療方針を立てるのですが。



>>>>>>>> 患者さん自身が 選択してください <<<<<<

顎関節症(咬み合わせ不安定症候群)リハビリ治療の限界  2006年4月改訂 
  咬み合わせの異常が主な原因と考えられる患者さんに,より安定する咬み合わせを段階的に作る咬み合わせのリハビリ治療を行います。「顎関節症の補綴学的治療」として 厚労省の高度先進医療に昭和62年3月に指定された検査と治療行為となります.保険に採用されることを,毎回の保険改正時に,待っておりましたが,悲惨なことに,未だに健康保険の適応になっていません.切り捨てられ改悪になりました.

第1段階  スプリント治療 ( 保険適応 / 一装置のみ ,月一回のみの調整 )
スプリントといわれるマウスピースに似たプラスチック製の取り外しのできる装置を口の中に装着して、顎の関節や筋肉に対する負担を軽くし、症状の改善を図ります。取り外しができる少し大きい装置です.発音障害と異物感は残念ながらあります. 
月一回の調整  二度目からは 調整しても保険の治療費は,算定できず認められないのです.診察と治療は,月一回のみになります.一初診の内 一個のみ製作可能です.患者さんが紛失したとき,保険外診療 医師が スプリントを もう一つ試してみることは 保険外診療.一個の装置だけしか算定できない.下でなくて上にも製作してみるとか, 上下2セット,または ミニ・スプリントなど もう一つ他の装置を工夫しても 算定できず保険請求は認められていません.

第2段階 (希望者のみ  保険適応外) 
 <接着性のダイレクト・スプリントやミニ・スプリント>
硬いプラスチックなどの材料でできた接着性のスプリントを歯に接着して咬み合わせの改善を図ります。このスプリントは、違和感が比較的小さく、食事中も含め24時間使用できるので、よい咬み合わせの状態が常に確保されて、症状の再発を抑えることができます。ただし時に,破損・摩耗時に脱離することもある.

第3段階 (希望者のみ 保険適応外) 
 接触点を改善し,硬い材質で強く接着させて製作する
金属の上の貼り付けたプラスチックは,接着しにくく,薄いと 破損しやすい.
接着性の硬いプラスチックでも 破損する場合破損しにくい安定した被せる冠に変えたりします.

保険診療は 第一段階の一部のみでかなりの制約と制限があります.
患者さん自身が 選択してください
1.保険診療のみをご希望の時 つまり費用をかけられない時
  #1 医院か病院を変更する. つまり医師を変える
#2  数ヶ月後の 期間 間をおく 
     第一段階の治療  スプリントも再制作が出来ます

2. 保険診療を中止して 保険外診療を行う. 費用がかかります.
  自由診療です  希望者には,治療費の料金表をお渡しします.
  今までの費用は,保険で治療費の 3割負担ですから,
  今までの約3.3倍の費用 時に 約1~2万円ぐらいの費用が毎回かかります.

3.今 決めないで,経過を診て 選択する
   


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